BGAジャンパ配線②

 

 前々回の記事で、試作基板の回路変更として

 BGAからのジャンパ配線の基本的な方法をご紹介しました。

 

 今回はその発展形として新たなBGAジャンパ配線をご紹介しましょう。

 

 

BGAジャンパの応用編

 

 例として、

 端子A、BはGNDに接続しないといけなかったのに配線されていなかった

 といった場合です。

 

 ここで前にご紹介したBGAジャンパの基本で対応しようとすると、

 端子A、B両方からBGAの外に配線を引き出して

 それぞれを基板上のGNDに接続する必要がありますが、

 

 応用編では違います。

 端子A、BをGND接続されている端子CにBGAの中で接続させちゃいます。

 

BGA内部ジャンパ配線

 

 実装された状態のBGA。

 

 まずはこれをリワークシステムで取り外し。

 

 

 BGAの端子A、B、Cに当たる端子を接続しちゃいます。

 

 見えますかね?上の図にオレンジのジャンパ線が透けています。

 

 (因みにBGAは新しいものでも、取り外したものでもOK(リボールします))

 

 

 この改造BGAを基板に実装すれば完了。

 

 端子Aも端子Bも無事にGNDに接続することができました。

 

 

 国内、リワークを事業としている企業はそれなりにあるようですが

 BGAジャンパ作業自体、とても珍しい改造です。

 ほとんどの企業ではやっていないでしょう。

 

 それだけリスクがあり、ノウハウが必要な特殊改造ということです。

 

 

 その上で、今回ご紹介したBGA内部のジャンパ配線は

 恐らく工房やまだのオンリーワンの技術。

 他で見た事はありません。

 

 工房やまだでは基板リワーク、改造に特化した企業です。

 様々なお客様の特殊なご相談を受け、解決しております。

 

 そこで培ったノウハウが、新たな技術を生み、

 新たなご依頼への解決策を編み出すきっかけになっています。

 

 もしかしたら工房やまだでなら、、、

 そう思っていただけるよう、日々精進しております。

 

 

 基板の駆け込み寺 工房やまだ

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