一般的なリボールの方法

メタルマスクを用いたリボール

 メタルマスクを用いたリボール方法では、BGAに専用のメタルマスクを作成しそれをBGA裏面のパットと半田ボールの位置合わせをする為の治具として使用します。

 

BGAリボール メタルマスク使用の場合。

 

① まず、半田ごてで基板から取り外したBGA裏面の半田ボール残滓を取り除きます。この段階では半田は大まかにとるだけです。

 

 

② 半田残滓を大まかに取り除いたら、半田吸い取り線を用いて半田をきれいに除去していきます。この段階で出来るだけ半田を残さないのがポイントです。この後、フラックスを塗ります。

 

 

③ BGAに専用のメタルマスクをかぶせ、メタルマスクの開口部がBGAのパットにちょうど合うようにします。そして、その穴に半田ボールを詰めていきます。

 

 

④ メタルマスクを取り、加熱します。真球に近い半田ボールがBGAのパットと結合してつぶれる為細かく見ていけば半田ボールとパットが付いたのがわかります。

 

 

 この方法は、そのBGA専用のメタルマスクがあれば非常に簡単な方法ですが、ない場合はメタルマスクを制作する必要があります。

 制作日数は数日間、制作費用は数万円ですので、リボール作業の納期がメタルマスクの納期次第になってしまいますし、リボール作業の単価に制作費用が加わる為結局高くついてしまう場合があります。

 

リボール全体の時間 = メタルマスク制作時間 + リボール一つの作業時間 × BGAの数

 

リボール全体の費用 = メタルマスク制作費用 + リボール一つの作業費用 × BGAの数

 

 この方法は中ロットから大ロットのイニシャルコストが気にならないくらい沢山BGAをリボールする場合に有効です。

 

 

プリフォームシートを用いたリボール

 プリフォームシートを用いたリボールでは、BGAに専用のシートを作成する必要があります。シートには半田ボールが埋め込まれておりBGAに貼り付け、加熱するとシート部分のみはがす事が出来ます。

BGA CSP QFN リボール プリフォームシート

 

①、②まではメタルマスクを用いたリボール方法と一緒です。

 

 

③ BGA専用のプリフォームシートをBGA裏面にかぶせます。シートはBGAと同サイズなのでぴったりつければ位置合わせができます。

 

 

④ BGAを加熱して半田ボールとBGAのパットを結合させます。ボールが付けばシート部分だけをはがす事が出来ます。

 この方法は、メタルマスクの方法と同様に専用シートの制作時間と制作費がかかってしまいます。

 

リボール全体の時間  =  シート制作時間  +  リボール一つの作業時間  ×  BGAの数

 

リボール全体の費用  =  シート制作費用  +  リボール一つの作業費用  ×  BGAの数

 

 

ボールマウンタを用いたリボール

 メタルマスクやシートを用いたリボールの方法の他にも専用装置を用いたリボールがあります。

 ボールマウンタと呼ばれる装置でBGA裏面のパット部分に一つずつボールを載せていく方法です。

 

 通常、ボールマウンタはBGAを製造しているような所で扱う装置で非常に高価な代物です。BGAを作っている企業で数個~数十個程度のリボール作業を依頼して受けてくれる所はなかなか無いでしょう。

 

 BGAにボールを搭載する装置はボールマウンタの他にもレーザーで半田ボールを一つずつの載せながら付けていく装置などいくつか種類があるようですが、交換後のBGAを再生するリボール目的で使用は難しそうです。

 

 

 

工房やまだのリボール

 3種類のリボールの方法をご紹介しましたが、工房やまだのリボールの方法は上のどれとも違います。

 

 具体的な方法は社外秘の為、ご紹介は出来ませんが

 BGA1種類ごとに専用のメタルマスクを作る必要はありません!


 イニシャル費なしでリボールが出来ます。

 

 

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